10
OCT
2005

ニュースの天才

(当時30歳)

自分の無知を知られたくなくて、知らないのに「知っている」と言ってしまったり、誰かから好感を得たくて、自分を大きく見せようとして、ないことを「ある」ように振る舞った経験ありますか?

ぼくは告白すると小学4年生のとき、ありました。

忘れられない苦い記憶。テストで満点の自信を持って返された結果が一問ミス。ケアレスミス。すかさず返された答案を手直し、先生に文句をつけた。でも先生はみんなのいる前でぼくの不正を指摘した。ぼくの自尊心は相当傷付いた。そして不正を認めなかった。先生も譲らず、点数は変わらなかった。みんなはぼくに同情してくれた。それがすごい救われたけど余計に苦しさとみんなに申し訳なく感じた。その場にいることが耐えられなかった。その瞬間にこの出来事をやり直したいと思ったが時は巻き戻らず、すぐに忘れたいと思った。
でも、今でも忘れられない記憶となっている。その先生に「ごめんなさい」と言えなかったことが今でも心残りで。でもそのおかげで真実と事実の違いを学びました。そして何となく誰かがその気はなくても、大きく見せようとしてたりする嘘が何となくわかってしまうときがあります。でもそれがあくまで推測であるのなら、疑う自分を責め、その人を信じるようにしています。
真実と事実が一致であることの大切さ。
自分を飾るくらいなら、つまらなくていい。
ありのままでいられたら、そんな自分に興味を持ってくれる人がいたら、
そんな素晴らしいことはない。

ってことを映画「ニュースの天才」を見て、昔の苦い記憶を思い出した。

メッセージ、DMでお待ちしてます