30
OCT
2003

映画「ニューシネマパラダイス完全版」より

(当時28歳)

アルフレード
「お伽話を一つ
昔ある王様がパーティーを開いた。国中の美しい女性が集まった。護衛の兵士が王女が通るのを見ていた。王女が一番美しかった。兵士は恋におちた。だが兵士と王女ではどうしようもない。ある日ついに兵士は王女に話しかけた。王女なしでは生きていけぬと言った。彼女は彼の深い想いにおどろいた。そして言った。『100日の間昼も夜も、私のバルコニーの下で待ってくれたらあなたのものになります』と。兵士はバルコニーの下に飛んでいった。2日・・・10日、20日たった。毎晩王女は窓から見たが兵士は動かない。雨の日も風の日も雪が降っても鳥が糞をし蜂が刺しても兵士は動かなかった。そして90日がすぎた頃には兵士はひからびでまっ白になってた。眼から涙が滴りおちた。涙をおさえる力もなかった。眠る気力さえなかった。王女はずっと見守っていた。99日目の夜、兵士は立ちあがった。椅子を持って行ってしまった。」

おれにとってこのシーンは、かんなり胸が締め付けられたひとつでね。
なんであと一晩兵士は待たなかったんだと思いますか?

メッセージ、DMでお待ちしてます