制作ブログ 運用情報お仕事・制作日記今後は週末のみの稼働となります → その理由と経緯を本音でぶっちゃける

今後は週末のみの稼働となります → その理由と経緯を本音でぶっちゃける

いよいよ明日からフルでの業務委託案件が開始となる。
個人起業して7年。週5フルでの取り組みは、短期(3ヶ月以内)を除外すると、個人起業して以来初めてのことだ。ライスワークを大幅に見直しての再出発。大きな節目になることは間違いないので、この大転換に至った経緯を正直に本音で書き残しておこうと思う。

一昨年までの5年間は、おかげさまで友達や友達の友達の紹介で案件をいただくことができていた。月換算で60〜80万円くらいの収入だったが、実際の稼働時間は年数の半分以下にしていたので、贅沢はできないながらも心にゆとりのある理想の生活を送ることができていた。ところが、一昨年前から案件量が激減した。コロナの影響でまたすぐに何かあるだろうと軽く考えていた(これは誤りだった)。思い切って、Web制作だけではなく、映像撮影・編集関係を強化しようとチャレンジしたが収益化できずに終わった(需要はあるはずなのだが、顧客発掘ができなかった)。昨年は一念奮起して、オンライン英会話を企画・制作・開発・宣伝も実施したが不発(ビジネスモデルの甘さと継続するための資金不足)。ほどよい案件を紹介いただくも契約齟齬で苦い経験をする(契約違反を正当化されたのは初めてだったので、トラブルになる前に辞退。信頼していただけに辛かった)。新たなクライアントとのつながりは多少あったのはありがたかったが、この2年間は散々な結果。貯蓄も底をつき、投資貯金も全解約して、コレクターしてきたアイテムも売却して、なんとか食いつないできたが、とうとう来月の生活費がないというどん底にまで陥ってしまった。46歳にして大学卒業以来の最大の極貧となる。我ながら何という人生。ただ負のスパイラルだけにはハマらないようダークサイドに落ちないようセルフコントロールするのは正直しんどかった。
話しを2ヶ月前に戻そう。

● 1月終わり
仕事がないことに焦りを感じつつも、エージェントを介せばすぐに仕事が見つかると安易に考えていた。なんとなくビズリーチやら16年前にお世話になったエージェント、デジタルスケープで案件募集を有効にしてみる。ビズリーチから大量にメールが届くようになる。デジタルスケープは16年ぶりにプロフィール情報を更新する。

● 2月7日
さすがに今月中に仕事を見つけて働き始めないと文字通り生きていけなくなる。受け入れ難い現実に相当なプレッシャーがのしかかる。そこでフリーランスに特化したエージェント、レバテックに登録する。オウンドメディアを立ち上げたときに記事を書いてくれたことがあって、これもご縁かなと期待する。この時はまだ真剣さが足りておらず、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオを用意する必要があったが、全然詰めきれていないまま提出してしまった。すぐに20社近くの書類選考が始まったが、ほぼすべて書類選考落ち。正直ショックだった。まさか書類で落ちるなんて。スキルは足りてても、やはり年齢の壁なのか。それから数日、案件を紹介してもらって応募しては書類落ちが続く。

● 2月15日
ようやく書類選考通過して面談の機会をもらえる。月換算70〜80万。面談も良い感じに終わったが、週4勤務を希望したことで、選考が難航してしまったようだ。エージェントからも相当悩まれていると連絡があった。結果不採用だったが、理由は「先方の方針が変わった」ということだった。超有名企業のベンチャー部門だったので、もし週5でOKしていたらすぐに採用が決まっていたかもしれない。そのくらい良い感触だった。

● 2月24日
レバテックではあまりに書類落ちが続き、さらには案件紹介がほとんどなくなっていたので、条件を見直した。まず週5も問題なしとした。エージェントのフォローがあるわけでもなく、システマチックなやりとりのみでこのままではまずいと危機感を覚える。そこで、他のエージェントや求人サイトも登録することにした。とりあえず、Indeedで気になる求人を二つ見つけて応募してみる。

● 2月25日
ITプロパートナーズに登録する。3月1日に面談した際、エージェントの印象はよかった。案件の紹介リストをメールするとのことだったが、メールが届くことはなかった。

● 2月28日
ビズリーチでは企業からダイレクトオファーが来ていた。それとは別にエージェント、ギークリーからも通知があったので連絡した。その日の面談となったがエージェントの真剣さが伝わってくる。紹介案件数もレバテックの比ではない。レバテックでの経験で書類選考が難航するのは分かっているので、まずは書類選考の応募だけでも進めてもらう。一般的に、100件応募して5件くらい書類通過して、2社くらい内定もらって選択する流れだそうだ。こういう情報を聞けるだけでも嬉しかった。

レバテックには履歴書を書き直したので更新してほしいと連絡したが返信なし。実際、面談時のやりとりのみで、それ以降連絡がくることはなかった。

● 3月1日
Indeedで応募した案件の一つが書類選考合格と連絡が来た。その後、3月4日にZoom面接で合格、3月7日に最終面接となり、採用決定の通知をもらった。気になるベンチャー企業で興味ある分野だったのでチャレンジしたい気持ちもあったが、給与面が厳しかった。ダブルワークか残業100時間くらいしないと生活ができないレベルだったので、1週間決断を待たせてもらうことにした。

● 3月2日
ギークリーで2社との面談が決まる。こんなにすぐに面談が決まることに衝撃を隠せない。正社員で探した方が書類選考が通過しやすいのか。働くことへのようやく本気度にスイッチが入った。こんなことならもっと早くエージェントを増やしておくべきだった。

● 3月3日
最悪のケースも考え、日雇いアルバイトも視野に入れ、とりあえずエンバイトに登録する。

● 3月4日
Midworksに登録する。3月6日に面談。担当者は調子の良い若者で、根拠はないがやってくれそうな期待が持てた。数日空けてくれれば、そこに面談入れるようにします、と提案された。普通なら警戒すべきだが、9日から11日の3日間空けて様子をみることにした。実際、ギークリー担当者から数社書類通過したので面談日程調整してほしい連絡があったが、11日以降で調整した。もちろん11日までに面談が入る保証はないので、先行して面談を組むこともできただろうが、Midworksに期待したかった。なるほど。Midworks担当者の心理戦一本先取。見事と関心した。

● 3月8日
ギークリーでは2社目の面談があった。面談の最後には「採用通知出すのでぜひ来てください」とまで言ってもらえた。年収も期待以上の案件だったのでありがたいことだったが、Midworksの結果を待ちたかったので、即決は控えた。

デジタルスケープから連絡あり。一週間前に気になる案件に応募していたが連絡がなかったので書類選考落ちかすでに決まっていたと思っていたのだが、まだ募集しているとのこと。金額も業務内容もマッチしていたので話しを進めてもらえるようお願いした。

● 3月9日
Midworksから連絡あり。翌日10日の面談が本当に決まった。有言実行は素晴らしい。さらに面談後すぐに、採用通知をいただくことができた。最低希望月収を低く設定しすぎたのも悪いのだが、実際の提示額はマージンが結構取られてるかもなという金額だった。だがしかし、それでいい。平均年収や過去の自分より全然低くても生活できるようになる。これがすべてだ。そう、足るを知ればいいのだ。

「足るを知る」

2月最終週で一気に就職活動のギアが一気に上がった。これには訳がある。2月最終週にCPプラスというオンラインイベントが開催されたのだが、その中のあるセッションの中で「取るに足る」というフレーズを使う方がいた。そのときにハッとした。業務委託という雇用形態にこだわったり、報酬額にこだわったりしている自分は多くを求めすぎていると感じたのだ。そこから思考を「足るを知る者は富む」に変えた。人や過去の自分と比較して不満を言うのではなく、現状でできる範囲の中で満足を探せば、それが最高だ。この思考になっていなかったら、今回のご縁もスルーして今もまだ就職活動していたかもしれない。

活動実績

活動期間:1月末〜3月10日
書類選考に応募した企業:200社以上
書類選考通過した企業:11社
面談した企業:5社
採用通知:3社

改善案を盛り込んで持ち込み:1社

結局、転職エージェントはどこがいいの?

どの転職エージェントがいいのか悩むかもしれない。経験から分かったことは、まずは複数登録して利用しながら、最終的に2、3社に絞って活動するのがいいということだ。理由はこれまで書いてきた経緯を読んでいただければお分かりのことと思う。

ちなみに、今回利用させてもらったエージェントや求人情報サイトは下記の通りとなる。

正社員向け → ギークリー、ビズリーチ
業務委託向け → レバテック、Midworks、ITプロパートナーズ、Indeed
派遣向け → デジタルスケープ
アルバイト → エンバイト

利用させてもらったすべてのエージェントと少しでも関わった方たちにこの場を借りて感謝したい。ありがとうございました。そして今後も継続して関わらせていただくことになったエージェントと企業さんにはお世話になります、よろしくお願いします。

さいごに

フル稼働ということで生活面で安定できるのは本当に感謝だ。案件が決まった直後から驚くほど心が軽くなった。今後は休日に自己投資と自己成長できるようチャレンジを続けます。まずは、46歳、ブランクありの社会復帰。応援してください!健康第一でがんばります!