Adobe Live 2015

2015年6月17日、「アドビ史上最も強力で大規模なメジャーアップデート」と題されて東京・西麻布の六本木EXシアターでイベントが開催されました。残念ながら抽選外れて見ることはできませんでしたが、Ustreamでウォッチしましたので、そのレビューです。

Adobe Stock

新サービス、Adobe Stockは、アドビ監修による数千万点以上の高品質な画像を提供してくれます。数千万点ものロイヤリティフリーの高品質な写真、イラスト、グラフィック 画像ごとに購入するか、サブスクリプションを選択することができるそうです。

個人的には、Creative Cloudに加入しているので、画像10枚/月で3,480円、追加画像は348円で購入できて120枚まで繰り越し可能、というのは魅力的。強いて言えば月5枚で1,740円というライト版があれば即決なんだけどなぁ・・・。

Adobe Comp CC

iPad上でレイアウトラフを作成することができるツール。2015年3月31日(米国時間)にリリースされ、今回はそれがアップデートされ、さらに使いやすくなったとのこと。そもそもComp CC の存在を知らなかった。これを機会にインストールしてみようと思う。ここで制作したラフは、Photoshop、Illustratorなどのアドビ製品にシームレスにインポートできるというから素晴らしい。

Adobe Brush CC

写真に撮れるものは何でもすべてブラシに変換できる。写真を使って、写実的、有機的、絵画的、またグラフィックなどあらゆるスタイルの美しい高品質のブラシをデザインできるとのこと。使いどころはチュートリアルを見て想像する。

Adobe Shape CC

撮影した写真をあっという間にパスに変換できて、ちょー便利で楽しい。直感で操作できて迷うことなし。写真以外のどんなシェイプもIllustratorやPhotoshopで使用できる高品質なベクターシェイプに変換してくれます。作業効率もぐっとアップ。パスの細かい設定もできると完璧だけど、まぁ結局PhotoshopやIllustratorを立ち上げることを考えれば、そっちで微調整すればいいのか。あれ?ライブラリを編集したらすべてに反映されるのだろうか。Photoshopで利用しようとしたらうまくできなかった。できるとしたらあとでやりかた確認だな。

Adobe Illustrator CC

処理能力と画質が格段に向上したとのこと。マシンスペックを上げたくなります。
そして、タッチデバイスに対応とのこと!さっそく試したいが、Mac Book Air なのでできないのが残念。
ちなみに別セッションで話しに出てましたが、自動保存機能がようやくついたとのこと。

Adobe Photoshop CC

ガイドをいっぺんに引けるようになった(メニュー「表示」→「シェイプから新規ガイドを作成」を選択)。これは地味に便利。
ライブラリを使った画像管理の紹介もあったが、基本一人作業なので今は出番ないかな。

Adobe Preview CC
これがPhotoshopアップデートで一番うれしい。スマホ用のデザインは、デスクトップ上でいい感じにデザインしても実機で見るとイマイチというのはよくある。だから実機で確認する必要があるのだが、これまではSkala Previewというのを使っていた。これはPhotoshopの画面をミラーリングできる。それのスケールアップ版を本家が取り入れた。iPhone、iPadなどに最適化された状態を同時に確認できる。
アートボード、デバイスプレビューパネル、というのがキーワードになりそう。直感ですぐには試すことができなかったので、あとで利用方法を確認したい。

Adobe Dreamweaver CC

テキストエディターは無償で優秀なソフトはいろいろ出回っている。それらを使っている人に言わせれば、Dreamweaverの評判は悪い。でも自分はずっとDreamweaverを使っている。ファイルのアップロードまでできるのはやはり便利。個人的には影ながら応援している次第。

さて、今回のアップデート。個人的なハイライトはPSDを読み込んで、色やフォント情報をコピペできること。これのみ。他の部分は言葉だけだと魅力的だが、retina対応は?画像の一部をもってきたいときは?マスクした画像の扱いは?とちょっとツッコミ要素が満載だったので、さらなるバージョンアップに期待したい。というかDreamweaverは重いとよく言われているので、今後も機能拡張と同時に軽量であることも絶対追求してほしいです。

Adobe Lightroom CC

Lightroom。やっぱりよくわかってないです。まずこれ、Creative Cloudとは別料金のものかと勘違いしておりました。というわけで早速インストール。写真の保管庫みたいなイメージでしたが全然違うようです。編集できるの?でもそれはPhotoshopでいいんじゃないの?とモヤモヤしてる間にあっという間にデモが終わってしまった・・・。

Adobe Premiere CC / After Effects CC / Hue CC

動画編集は、ずっとFinal Cutを使っています。別に不便なことはないのですが、ちょっとPremiereもどんな感じが使ってみたくなりました。
今回登場したHue CCは、キャプチャした色彩で、映像作品に表情を加えることができるそうです。

今日のセッションで新たな刺激を注入されたのが、Charactor Animator。これはAfter Effects CCの新機能(単独アプリだと思ってました)。
PhotoshopやIllustratorで作成した静止画をWebカメラを使ってキャラクターを動かしてしまう、というもの。ヤバすぎです。早速Web用に使いたい。Howtoないかなぁ。。すぐにほしい!

さいごに

もうわくわくが止まりません。
そして、この記事でもっとも言いたかったこと。それは「ビアバッシュに参加したかった!」ってことです。
Ustreamでビアバッシュまで見てしまったのですが、Apple Watchのプレゼントシーン、なんかこうもっとなんていうか、って感じで見てました。自分なら喜びを内に秘めずに満面の笑みで応えたかったぁ。

これまでは、決まった少数のAdobe製品しか使ってきませんでしたが、これを機にいろいろ試してみます。
ほとんど眠ってしまっていたiPadを取り出して、Adobe Syncを体感したいです。久しぶりにビジネス用ではなく、あれできるじゃん、これもできそう、と自己表現のためのクリエイト魂がうずうずしています。