VRシネマティック!?

CPプラス2022のキヤノン「染瀬直人が解説するVRの世界とEOS VR SYSTEM EOS VR SYSTEM」で紹介されていた内容の備忘録(気になった部分をスライドから書き起こしました。一部改修)。

VR/AR/MR/XR/SR

  • VR(Virtual Reality/仮想現実)
    ・ ゲーム
    ・観光/不動産/建築業
    ・医療/教育
    ・メタバース(ソーシャル・コミュニティ)
    ・シネマティックVR
  • AR(Augmented Reality/拡張現実)
    ・現実の世界にバーチャルを重ねる
    ・ゲーム/ショッピング/スノー(写真アプリ)
  • MR(Mixed Reality/複合現実)
    ・ARをさらに高度に融合したもの
    ・美術館や博物館
  • XR(Cross Reality または Extended Reality)
    ・VR/AR/MR 全体
  • SR(Substitutional Reality/代替現実)
    ・仮想と現実の錯覚を利用する

VR映像の特性

体験を作り出すことができる
没入感、現実感、主体感、身体化

VRでよく出るキーワード

  • 3DoF(3自由度)
    X軸・Y軸・Z軸
  • 6Dof(6自由度)
    前後・上下・左右 (3軸を自由に)
  • ハプティクス(触覚技術)
  • 空間音声(Spatial Audio)
  • VRマイク

VR市場における最新情報

「VR」
認知度 90%
利用率は 5%
経験率は 16% (←思ったより多くて驚き!)

VRヘッドセットシェア
Oculus Quest 2 が圧倒的!現在は小型軽量化が進んでいる。
出荷量は昨年の350%近く増加(Meta社が全体の75%シェア)。

次世代の撮影方法

「フォトグラメトリ」
写真測量法。オブジェクトをさまざまな方向・角度で撮影し、ソフトウェアで演算して、3Dモデリングを行う。

「ボリュメトリック」
現実の人物や場所を三次元デジタルデータに変換し、再現する技術。

180度VR映像のメリット(360度動画との比較)

  • 複雑なステッチの工程がいらない
  • 接近して撮影できる
  • 映り込みを回避できる
  • 映像のストーリーテリングを導入できる

180度 → 「立体感」「存在感」を撮るのに適している
360度 → 「空間」を撮るのに適している

撮影のポイント

  • スイートポイントで撮影する
    立体感は、0.5〜2m。とくに、0.5〜1m。存在感は、120度以内。
  • カメラは目線で(160cmくらい)
  • カメラを前に出して、スタンドや足元が映り込まないように注意する
  • 水平に設置する
  • 移動撮影は4軸ジンバル(縦軸はVR酔いになる)
  • 電動スライダーを利用する
  • タイムラプス撮影時はホワイトバランスをオートにしない(ちらつきを防ぐ)

さいごに

とても分かりやすく解説されていたので、かなりVR撮影の概念イメージができました。興味がありつつも踏み出せずに何年も経っていますが、このEOS VR Systemは相当魅力的です!