CPプラス2022 キヤノン「アートディレクターが語る写真集完成までの裏側」
写真集を作る際の極意が紹介されていたので、備忘録。
- どんな写真集にしたいかコンセプトを決める
- 写真ページ数の倍以上を、2Lに出力する
(80ページであれば200枚程度) - 床に並べて組みを作っていく
映画監督になったつもりで、コンセプトに沿ったストーリーを作る
デザイン要素として組みで意識すること
●似てる組み
印象が相殺される。例えば同じ画角のbefore/afterのような組みは、余白のない「説明」となってしまい、「想像」しにくい。
●似ていない組み
引きと寄り(距離感が変わる)、視線の見上げると見下ろす(空間ができる)、捕色(RGBとCMY)の活用、のような相反する組みにすることで、活きてくる、それぞれが相乗する。
紙による印象
●つるつる
光に反射するので色の情報量が多くなる
→ 透明感・光を活かす
●ザラザラ
乱反射するので見る角度で色が違う
→ 雰囲気・空気感・風
数年前に旅の記録として、ZINEを作ろうと、印刷工程前までのデータを作ったことがあったが、この話しを聞いて、改めて今度は写真集を作ってみたくなった。このセッションで紹介されていた、キヤノンのサービス「Photo Jewel S」を使いたくなった。
一冊から写真集が作れるキヤノンのサービス
PhotoJewel S